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2011年10月 2日 (日)

『ジョン・レノン,ニューヨーク』

恵比寿でやっていたのを見逃してしまった・・と思っていたけれど,その後,結構近場の映画館でやっていたので先日観に行ってきた,『ジョン・レノン,ニューヨーク』。

カテゴリーに分けるとしたらドキュメンタリーに属し,関係者の証言に当時の映像を織り交ぜた構成になっていて,70~80年代のアメリカを映像から感じることができる。

最初の方で,ケント州立大学発砲事件の関連映像が出てきてドキッとした。
(その事件に抗議して作られたのがニール・ヤングの『Ohio』。)

平和運動に熱心だったレノンだけど,筋金入りの運動家というわけではなかったんだな。
当時,平和運動がレノンが情熱を捧げる対象だったわけだけど,平和運動のシンボルとして祭り上げられたようにも感じた。

平和運動のシンボルとして他者に与える影響が大きいために,FBIやCIAから監察されていたわけだけど。。

70年代半ばに,レノンは,苦労の末アメリカの永住権を獲得する。
勝訴した裁判の判事の言葉がよい。
アメリカの自由主義に基づくならば,自由を求めて生きるジョン・レノンこそ受け入れるべき人物である,といった内容。

目頭が熱くなった。

時々,こういう懐の深さを見せるアメリカ。
私はやはりアメリカを嫌いにはならない。

その頃,ジョン・レノンは自分の音楽の原点とも言えるロックンロールに戻っていた。
ライブの最初に,「プレスリー,バディー・・云々に捧げる」と言ってね。

あれ,これ,DAIちゃんじゃない?

DAIちゃんつながりでもう1つ。
最後は,『Watching the Wheels』の曲で締められる。
この歌詞にメリー・ゴーランドが出てきていたんだ。
もう,メリー・ゴーランドに乗らない,
メリー・ゴーランドが回っているのを見ているだけ,と歌っている。

この場合のメリー・ゴーランドは比喩として使われ,音楽業界を指していると考えられている。
ちょうど,レノンが子育てに専念して音楽業界から身を引いていた頃だね。

メリー・ゴーランドは,夢の世界の象徴だね。
だからこそ,その対極にある状況や思いが浮かび上がってくる。

『Watching the Wheels』と一緒に,DAIちゃんの『メリー・ゴーランド』も聴こえてきた。

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